「あのとき、なぜあんなことを言ってしまったんだろう」、「なぜ、そうしなかったんだろう」などと後になって後悔することは誰にでもあることです。
そういう自分も後悔することの多いアラフィフ管理人のおかけんです。
でも、後悔してももう過ぎてしまったことです。映画や漫画のように過去に戻れるなら何とかなりますが、現実にはそんなことはできません。
その状況から抜け出すかしかありません。その方法を私の経験をふまえて紹介します。
人が後悔するのは当たり前のこと
よくない状況や思っていたのと違う結果になったとき、別の方法を選択していればこうならなかったのにとは誰もが思うことです。
簡単なことならば、友人と食事に行ったときに別々のものを注文して友人の注文した料理の方が美味しそうだったら、「自分もそっちにしてればよかった」と思います。これも後悔の一つです。
事態の大きさによって後悔の大きさも変わってきます。前例の食事の場合ですと後々まで悩むことはないでしょう。
ですが、大金を失ったとか職を失った、事故を起こしてしまったなどもっと大きなその時に自分の行ったことに対して後悔し、悩むことになります。これは、人間の心理として当然のことなのです。
しかし、過去のことにいつまでもこだわって悩んでいてもどうしようもありません。
後悔から抜け出すためには
「あのときこうしておけばよかった」というのが最も多い後悔ではないでしょうか。
「こうして」の事態の大きさと現状の結果の程度には色々あると思います。軽いものであれば、何か別のことを考えているうちに忘れてしまうことも有るかも知れません。時間の経過とともに忘れてしまうこともあるでしょう。
こういう事態はそんなに気にならないと思います。
しかし、そうではなく常に思い出し、思い出すたびに悔やんでしまう後悔というのがあります。
私も、会社の役員と話すときがあり、緊張してしまい考えていることと違うことを口走ってしまい、露骨に不機嫌にさせてしまったことや、折り合いの悪い上司に自分の本音を言えなかったために悪い評価をつけられてしまったことなど、思い出すとなぜそうできなかったのかと後悔することがあります。
もう、寝る前に思い出すと寝られなくなるほど悩んでしまうくらいです。しかし、過ぎてしまったことはどうしようもありません。
それらから抜け出したのは、まず、過去には戻れないということを強く認識したことです。そして、やり直すことはできないので、これからどうするかということに意識を傾けて行きました。
そんなことは分かっているけど、できないから悩んでいるんだと言われそうですが、その通りです。簡単に気持ちの切り変えができるのならば、悩むことにはなりませんから。
意識を切り変えるには
まずは、切り変えられるかは別にして過去のことはどうにもならないと認識することです。
そして、何があって自分がどうして、どのような結果になったことを後悔しているかを書き出します。箇条書きでもいいですし、フローチャートでもいいです。付箋紙に書いて移動させられるものがいいかも知れません。
そして、書き出したところに、現在考えると、どうしておきたかったかを書き足し、それならどういう結果になっていたかを書き出します。その後にその結果が自分の望むものであるかどうかを吟味します。
望むものでなければ、自分の行動以外に原因があります。もしかしたら自分が後悔する必要のないものかも知れません。
望む通りの結果になっているならば、今後、どうすればその結果に近づくことができるか、後悔する前の行動と違った方法を考えましょう。
そうして行動することによって意識を変えることができます。「あのときこうすればよかった」が「これからこうしたい」に変えられます。
重要なのは過去のやり直しは不可能であるが、これからやりたいことは実現できるということを認識することです。
後悔することで気をつけるべきこと
「あのときこうすればよかった」という後悔は誰にでもあることとは何度も述べさせていただいています。
しかし、「あのとき、この程度で許してやるんじゃなかった」というような他人を攻撃するような内容の後悔はするべきではありません。それは後悔というより、特定の相手に対する悪意を膨らませているに過ぎないからです。
そのような後悔で頭を膨らましていることは自分の心を傷つけることになります。そして、その相手にそのような場面が再度巡ってきたとき、後悔のないようにと罵倒したところで気持ちが晴れるどころか、もっと大きな後悔に悩まされることになるでしょう。
私もそのような経験があります。後悔の内容にも注意する必要があります。
このような悪意のある後悔はすぐに忘れることができると思いますので、趣味や好きなことをして気を紛らわすことで忘れるようにするのが良いでしょう。
後悔で悩みすぎて心の病気を発症してしまうこともあるそうです。そのような場合はもう自分でなんとかしようとせずに、専門家に相談しましょう。カウンセリングを受けるなどの適切な対処をオススメします。
アラフィフともなると色んな経験もありますから、過去のことに後悔することもあるでしょう。
しかし、いつまでも過去のことにとらわれずに、先の人生を楽しむことを考えたいものですね。