ゴールデンウィーク前半はお天気にも恵まれ、気持ち良く贅沢な日を過ごしています。
ここ九州では、先日まで朝晩冷え込んでいたのが、突然、暖かいを通り越して少し汗ばむくらいになり、非常に過ごし易い季節となりました。
連日の晴天の中、何をして遊ぼうと考えるとともに、せっかくの休みなのでブログを更新しようと思うアラフィフ管理人のおかけんです。
私が佐賀県に引っ越してきたのは7年前になりますが、関西と九州の文化や習慣の違いには驚きました。
同じ日本でありながらも距離があるとこんなにも違うものかと。
その中で驚いたもののひとつに交差点の信号機があります。
なんと、交差点の片側にしか信号機がなく、青信号であろうが赤信号であろうが反対方向から車が飛び出してくるのです。
ちょっと理解できなかった私は、今更ながらこの交差点の意味について佐賀県警に問い合わせてみました。
その内容をご紹介します。
片方しか信号機のない交差点とは
その交差点は私の住んでいる唐津市を横断している唐津バイパスにあります。
このように唐津バイパス方向(東西)には信号機が設置されており、青、赤、黄色と普通に変わっていきます。
しかし、交差方向(南北)には信号機が設置されておらず、バイパス方向から青信号で普通に安心して交差点を通過しようとしても脇から車が出てきます。
一時停止の標識はあるもののたまに強引に飛び出してくる車もあります。
これで、衝突でも起ころうものならたまったものではありません。
佐賀県警に片側しか信号のない交差点について問い合わせてみた
佐賀県に引っ越してくるまではこのような交差点を見たことがなかったので佐賀県警のホームページからメールで問い合わせてみました。
内容は以下のようになります。
”佐賀県警様
唐津市の横田下東交差点についてなのですが、バイパス側(東西方向)には信号機が設置されていますが、反対側(南北方向)には信号機が設置されていません。
このような状況では、バイパスを青信号だからと安心して通行していても脇から車が出てくるため、衝突事故の起こる可能性があるのではないかと思います。
私は、数年前に関西から引っ越してきたものですが、このうような交差点は見たことがありませんので、どのように捉えればよいのか分かりません。
この交差点を通行時の注意点や過去の事故の事例・判例等がございましたらご教示いただけましたら幸いでございます。”
早速、翌日に佐賀県警から電話がありました。メールや文書での回答は一切、対応しないとのことで口頭での回答となりました。
その内容です。
佐賀県警「お問い合わせいただいた件についてですが」
私「はい。早速ありがとうございます。どういう風に捉えたらいいのでしょうか?」
佐賀県警「片方にしか信号機のない交差点は、信号機のない交差点として捉えてください」
私「すみません。ちょっとわかりにくいのですが。もう少し、詳しく説明いただけますか」
佐賀県警「脇道からの歩行者のための信号だということです。ですので、歩行者用の押しボタンが付いていると思いますが」
確かに歩行者用の押しボタン式信号がありました。
私「でも、車が青信号で通行していても脇から出てくることがあるということですよね。
それで、衝突した場合どういう扱いになりますか?
例えば、両方向に信号機が設置されていれば赤信号を無視した方に明らかな否がありますよね。
この場合は、信号がないのでそういうことには当てはまりませんよね」
佐賀県警「衝突事故が起こった場合は、信号機のない交差点として取り扱い、道路幅の広いバイパスの方を優先道路として処理します」
私「それで、当事者の方は納得されるのでしょうか?
過去の事故の判例はありますでしょうか?」
佐賀県警「当事者の方がどう捉えられるかは分かりません。過去の判例は提示できません」
私「保険会社にはどのように事故証明を書かれるのですか?
保険会社のハンドブックにもそのような場合の処理の仕方はありませんよね」
佐賀県警「保険関係がどう処理されるかは警察にはわかりません」
私「先ほど、歩行者のための信号機とおっしゃいましたが、その場合は普段は黄色の点滅信号で、歩行者が押しボタンを押したときに赤に変わるというのは見たことがありますが、それと同じ考え方でしょうか?」
佐賀県警「佐賀では黄色の点滅信号というのはありませんが。
なるほど、そういう方法なら困惑しないで済むかもしれませんね。しかし、ここ佐賀県ではこの方式で、同じような交差点が何十箇所とあります。
本州がどうであろうと佐賀県はこうなんです」
私「分かりました。文化の違いと受け取ってもよろしいでしょうか?」
佐賀県警「そうかも知れません」
このようなやり取りで、結局は「文化の違い」という結論となりました。
地方による文化や習慣の違いはやはり影響が大きい
このように結局は「文化の違い」で片付いた交差点の信号機ですが、その文化に慣れた人たちには普通でも、初めて見た私たちには違和感がアリアリです。
佐賀県といえば、交通事故発生率1番高いこともありもう少し安全には気を配っていただきたいというのが私の考えです。
このような交差点が他にもあるのかとGoogleさんで検索してみましたところ、他にもあるようで事故が発生した場合、保険会社の方が困っているとのこと。
中には「欠陥交差点」と呼ばれる保険会社もありました。
しかし、その地方特有のものですので習慣に従うしかありませんよね。
悲しい結果を招く交通事故を起こさないよう、このような交差点が存在する地域もあることを意識して地方には出かけるようにしていただきたいものです。
コメント
おもしろいですね。佐賀市内ではあまり見かけないように思えます…。
やはり、過去に財政再建団体になり、予算がカツカツになっているツケのように思います。信号機は県の予算で設置するので、通常の信号機ではなく、こういう形で経費を抑えているように思えます。(そのツケは県民に回ってくるのかも。)
佐賀県民さん、ブログをご覧いただきありがとうございます。
そうなんですね。唐津独特のものかもしれませんね。
問い合わせた警察の担当者からは「佐賀県はそうなんです!」とプチギレされてしまいました。
これからも、ご興味を持っていただけることやお役に立てることを書いていきたいと思いますので、またご覧になってください。
コメントありがとうございました。