もう、九州に引っ越して7年が経過しましたが、やはり未だに関西が恋しいという気持ちは収まりません。
先日、そんな気持ちが収まらず、大阪にたこ焼きを食べに出かけてしまいました。
たこ焼きといえば関西人のソウルフードです。
天満にあるお店に行ったのですが、いや~、本当に美味しかったです。
九州にもたこ焼き屋さんはあるのですが、やっぱり関西の本物とは違います。
どうしても、大阪で定番のソースのかかったたこ焼きでないと我慢できないアラフィフ管理人のおかけんです。
関西といえば、吉本新喜劇も外せないもののひとつです。
でも、ここ九州の佐賀県ではテレビ放送ではやってはいるもののrkbテレビで日曜日の25:05~26:05に放送されているんです。
なかなか普通に見れる時間帯でもないですね。
そんな吉本新喜劇についての関西人の思いをご紹介します。
アラフィフ世代なら土曜のお昼は吉本新喜劇
私たちアラフィフ世代の者が小学・中学生の頃は今のような週休2日ではなく、土曜日は午前中のみ授業がありました。
ですので、土曜日は給食もなく、お弁当を持参することもなく、午前中の授業が終わると帰宅するのです。
そして、帰宅後、テレビで吉本新喜劇を見ながら、インスタントラーメンとか焼き飯とか、そのうような簡単なお昼ご飯を食べるというのが習慣でした。
その習慣は子供の時だけでなく、大人になってからも同じで、私の身内では、下の世代にも引き継がれていきました。
ですので、子供達も吉本新喜劇は大好きです。
でも、九州に引っ越してしまってからその習慣もなくなってしまい、土曜日のお昼時には寂しい思いをしています。
「夜中であっても放送しているじゃないか」と言われるかもしれませんが、それではダメなんです。
「それじゃ、録画しておいて土曜の昼時に見れば?」とも言われそうですが、それも違うんです。
土曜日のお昼ご飯どきに簡単な食事を取りながらリアルタイムで見るのでないと満足できないのです。
ですので、夜中に放送していても見ようとは思いませんし、録画して見ようとも思えません。
マインドブロックがかかってしまって一切楽しむことができないのです。
今の吉本新喜劇はどのように
私が吉本新喜劇を最後に見たのは引っ越してくる前ですから、もう7年前になります。
その頃は、桑原和夫さんの何十年も同じ
「お邪魔します。はい、どなたですか?お隣の桑原です。どうぞお上がりください」
という冷静になると大したことはないですが、何十年も同じギャグをやられていることで笑ってしまうというもの。
辻本茂雄さんがいじられたり、まだ小藪千豊さんが頻繁に出演されていた頃でした。
もっとも、印象に残っているのは全身緑色のスーツがトレードマークの借金取りに扮した中條健一さんです。
もうそれから7年も経って、どう変わっているのかなと本当に毎週末になるたびに懐かしく思います。
たつじいの愛称で親しまれた井上竜夫さんも亡くなられてしまいましたし。
吉本新喜劇のベテラン俳優、井上竜夫さんのご冥福をお祈りします
巷の噂で、吉本興業が全国展開や他事業を行ったりの多角経営のせいで新喜劇の質が落ちているなどと聞くとより寂しくなります。
関西人にとっての吉本新喜劇とは
Yahoo知恵袋で大阪以外の方が「吉本新喜劇の何がおもしろいのですか?」と質問されているのを見ました。
いやあ、これは関西に生まれ育って子供の頃から何十年も見ているから分かるもので、逆にそうなると極端ですが、なくてはならないものでしょうね。
私たちが九州の甘い醤油を受け入れられないのと同じようなことだと思います。
九州に引っ越すまでは土曜のお昼ご飯どきには吉本新喜劇がテレビで流れていて当たり前。
しかし、九州に来るとそれまでは当たり前と思っていたことは当たり前ではないどころか、どうしてもその環境を手に入れられません。
これは、他のことにも当てはまることです。
健康であることや、家族があることなど、当たり前と思っていることでもそれが手を離れると非常に寂しかったり辛い思いをします。
しかし、そうなってからでは元に戻すことは非常に難しくなっています。
今、当たり前と思っていることでも、そうであることに対して感謝をしながら生きていきたいものですね。