私たちアラフィフ世代は現在のパソコンが普及するきっかけとなったWindows95の発売時には20代後半でした。
それから、パソコンは企業を中心に普及していき、自分の会社にも導入されたことを覚えています。
アラフィフ管理人のおかけんです。
会社に導入されたときは当時のアラフィフ世代の人たちが手書きの作業からパソコンで処理するというアナログからデジタルへの移行に四苦八苦しているのを横目に自分たちは難なく扱えていたものでした。
その後、世の中に普及するとともにその価格も徐々に低くなっていき、今ではほとんどの家庭に置かれているのではないでしょうか。
ですので、このブログも読んでいただけるのですが。
そして、パソコンの進化はめざましく、どんどんと高性能化が進んでいます。できることも増えてきて、物理的にも小さく軽くなって持ち運びもできるようになりました。
最近では、カフェでノートパソコンを広げて何かしている人をよく見かけますよね。
そんな中、パソコンのトレンドも変わっていき、本来、パソコンの普及のきっかけとなったWindowsが大半を占めていたのが、最近はMacを使う人が増えてきました。
そのデザイン性や使いやすさなどがあるようですが、私たちのようなWindows全盛の時期を過ごしてきた人間には興味はあっても購入にまで踏み切れないという方もおられるのではないでしょうか?
また、そろそろ買い換えたい。Macにも興味はあるけれど仕事で使っているのはWindowsだからと抵抗がある方もおられると思います。そのようなMacにも興味があるんだけれどという方、今後パソコンを買い換えるという方に参考にしていただければ幸いです。
実はMacでもWindowsが使えるんです
本来、Macには興味すらないという方はWindows搭載のパソコンを選択されるのがもちろんベストでしょう。
しかし、たまにMacに興味はあるんだけれど、せっかく高いお金を払って買うんなら仕事でも活用できるWindowsがいいと言われる方がおられます。
そして、その理由をもっと掘り下げていくと仕事でWindowsを使っているので、そのソフトが使えないのが不便に思ってしまうとのこと。特にMicro SoftのOfficeです。
私の考えでは、アラフィフともなると会社とプライベートがきっちり分かれてくる時期なので、パソコンを購入することに対して会社のことを懸念しなくてもと思うのですが、やはり長年の会社勤めのサガとでも言いますか、大体の方はこのように考えてしまうのですね。
このような方に朗報です。実はMacでもWindowsはインストールできるのです。それも、裏技やマニアしか分からない難しい方法ではなく、Macの標準機能を使ってです。
一般的なMacとWindowsは違うものというイメージはすでに過去のもので、パソコンの頭脳の部分にあたるCPUに以前のMacにはPowerPCという独自のものが使われていたのですが、開発が進むうちにWindows搭載機と同じIntel製のCPUが使われるようななったのです。
言い換えれば、今のMacはWindowsを使える機能を標準搭載しているのです。以外と一般の方はこのことをご存じありません。
その方法は、Mac OSの標準機能である「BootCamp」というアプリケーションを使います。それにより現在、ほとんどの会社で使用されているWindows7も最新の10もインストールできます。
そうすることで、会社で使用しているMicroSoft Officeもインストールでき、WordやExcelもマクロ機能も同じように使用できます。仕事の続きを自宅に持って帰って続きをするということもできます。
ただ、インストールするWindowsやOfficeなどのソフトは別途準備する必要があります。ここの費用はアラフィフの経済力ということに任せるしかありません。
MacにWindowsをインストールする機能「BootCamp」を使ってみた
実は私はMacユーザーなのです。ですが、とある事情で通信制大学に在籍した時に課題のレポートを作成するのにWordは必要でした。
実は、Microsoft OfficeはMac用もあるのですが、フォントの問題でWindows用を使う必要があり、「BootCamp」でWindows XPをインストールし、Wordをインストールして使うこととなりました。
使用したMacは当時所有していたMacminiというモデルです。モデルによる違いはCPUやグラフィックの性能の違いでスペックの違いはありますが、基本的にできることは同じです。
このMacMiniのCPUには「セントリーノ♪、セントリーノ♪」のCMでおなじみのIntel製Core2Duoが搭載されています。一世代前のWindowsマシンに搭載されていたものですね。
Mac OS標準のアプリケーション「BootCamp」を起動させ、そのアシスタントに沿ってWindows XPのディスクからインストールを簡単に行うことができました。
そして、WindowsマシンとなったMacMiniにWordをインストールしてレポート作成の環境の出来上がりです。ついでにExcelもインストールしておきました。スケジュール管理のためです。
このようにWindowsをインストールしたMacはOSが2つ存在します。その仕組みは内蔵ドライブを区切ってそれぞれに領域を持たせてるわけです。ですので、起動時にどちらのOSから立ち上げるか選択する必要があります。
また、OSを切り替える時は再起動する必要があります。
Windows環境を使用した感じは、Mac OSで使用する時よりも若干、動作が遅いような気もしますが、十分快適に使用できるレベルです。
当然、Word、Excelは普通にWindows搭載機で使う時と同じように動作し、不便はありませんでした。さらにCADソフトやフリーソフトなどもインストールしましたが、なんら問題はありませんでした。
プリンターもそのまま使え、この環境で無事に4年間の履修に必要な課題レポートの作成と提出が出来ました。同じように会社での仕事を持ち帰りすることもできました。
どのような使い方がオススメ?
本来がMacですので、メインに使用するのはMac OSでサブにWindowsを使用するという使い方をオススメします。
Windowsメインで使用する場合はやはりWindows搭載機を使用した方がいいでしょう。
なぜかというとハードウェアに条件のあるソフトウェアもありますので、そのようなソフトには対応できないからです。このような場合はゲームに多く、おそらくゲームをプレイするにはこの環境は適してないと思います。
あくまで、Macに興味があるが会社の仕事で使っているのがWindowsだから、自宅に持ち帰って出来ないということだけがMacを避けている方にオススメします。
次の買い替え時の下取りのことも考えると断然、Macが有利です。
ファンが多いマニア好みのMacは下取り価格も同じ価格で購入したWindows機より高価です。すべてのモデルにアルミを使用しているので頑丈で壊れにくいということもあります。
前のApple社のCEOであるスティーブ・ジョブスがシンプルなデザインにこだわっていたためにポート類も少なくスッキリしているそのデザインは若者に人気です。
特にクリエイターや最近流行りのノマド族には人気です。
Macとしての性能は
さんざんWindowsをインストールした場合について書いてきましたが、本来のMacとしての性能はどうでしょうか。
搭載されているCPUやメモリーは現役のWindowsマシンと同じです。
心臓部にあたるチップセットが異なっていますが、いずれもできることは変わらず、OSの違いから見ればMacの方がシンプルで直感的に使えるので、どちらかといえば慣れれば使いやすいと思います。
トラブルの発生頻度も同じようなものです。
Macには標準でビデオ編集ソフトや音楽作成ソフト、独自のワープロソフト、表計算ソフトなどが付属していますので、会社の仕事を持ち帰ってする以外のことはMacでするのがいいと思います。
特にビデオ編集はソフトを買い足すこともなく標準のもので十分な機能があり、クオリティの高いものができますので、オススメです。
私がビデオ編集を行うときはこの方法で行っています。子供達のビデオもすべてこれで編集し、これも標準搭載のDVD作成ソフトでDVD化しています。
また、ほとんどのドライブが従来のハードディスクではなくSSDを搭載しています。
ハードディスクドライブでは物理的ディスクに読み書きを行いますので、起動時に時間がかかるなどの欠点がありますがSSDの場合は内部メモリーに読み書きを行いますので、起動時間も非常に早く、バッテリーの持続時間も長いという特徴があります。
ちなみに従来のハードディスクドライブでは起動時に90〜120秒かかっていたのがSSDにすると約20秒で起動できます。
ただSSDの場合は高価なことからどうしても容量が少なくなってしまうのですが、最近ではSSDとハードディスクを組み合わせたFusionDriveを搭載したモデルも登場しています。大容量で動作も速いという双方のいいとこ取りといったところですね。
このようにパソコンを仕事の道具だけではなく、遊びや趣味の道具として始める入り口として導入されることをオススメします。
そして、これからのアラフィフの趣味や遊びを充実させていただきたいと思います。