すっかり季節も変わり、スポーツの秋となりました。
ということで、趣味のゆるゆるサイクリングをしようと自転車を点検しているとブレーキワイヤーが劣化してしまっているではないですか。
アラフィフ管理人のおかけんです。
そこで、自転車のブレーキワイヤーを交換したのでその工程をご紹介します。
ブレーキレバーとワイヤーの間のリペットが変形
こちらが愛車となります。
家の軒下に保管しているのですが、土地柄、風が強いのと潮風があるので、ネジ部などすぐにサビが出てきます。
今回はブレーキレバーの動きが悪いということでした。
症状としては、後ろブレーキをかけるとブレーキがかかるのですが、レバーを戻してもそのままの状態が戻らないというものです。
これが普段の状態です。
そして、ブレーキをかけようとレバーを引くとそのまま戻りません。
そして、ブレーキユニットはタイヤのリムを挟んだままで、ブレーキがかかった状態のままです。
どうも、ブレーキレバーとブレーキワイヤーの間のリペット(金属のツナギ目)が変形してしまっているようです。
ブレーキワイヤーの経路の確認
こちらが交換するブレーキワイヤーとなります。
ホームセンターで400円でした。
まず、ワイヤーの経路を確認します。
ブレーキレバーから
フレームを通って
リアのブレーキユニットへ中継され
ブレーキユニットにネジ止めで接続されています。
このように事前にスマホやデジカメなどで写真を撮っておくともとに戻す時に困らなくていいです。
それにしても、フレームは汚れていますね。掃除しなくては。
古いブレーキワイヤーの取り外し
古いブレーキワイヤーを取り外していきます。
まず、ブレーキユニットにねじ止めされているワイヤーをネジを緩めて外します。
私の愛車の場合、M5六角ネジでした。
これでワイヤーがフリーの状態になります。
ブレーキユニットにこのように棒状のバネが付いています。
作業しやすいように外してユニットがフリーの状態になるようにします。
そして、ワイヤーを引っ張って抜いていきます。
まずブレーキユニットから抜きます。
抜けにくいところはカットしてしまいましょう。
フレーム部分もアウターケーブル(黒いビニルホースのガイドのようなもの)から抜きます。
こうやって抜いていきます。
ブレーキレバーにたどり着いたら、ワーヤーの端が丸い端子になっていますので、それをブレーキレバーから外します。
(逆光で見にくくてすみません)
これで古いワイヤーが外れました。
新しいブレーキワイヤーの取り付け
ブレーキレバーからフレームまでのアウターケーブルを外しました。
リペットが変形していますね。
これは新しいワイヤーに部品として付属していますので、取り外します。
今度はフレーキレバー側のアウターケーブルからブレーキケーブルを挿入していきます。
丸い端子の反対側から入れていきます。
ブレーキレバーからフレームまでのアウターケーブルにワイヤーを通し終わったら、ブレーキレバーに丸い端子を固定します。
新しいリペットも取り付けました。
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そして、フレームからブレーキユニットまでのアウターケーブルの中にわいやーを通していきます。
ブレーキユニットまでワイヤーがつながりました。
これで、交換は終了です。
ワイヤーの取り付け調整
そして、ワイヤーの取り付け位置の調整をします。
ブレーキユニットにワイヤーを仮締めします。
ブレーキレバーを握った時にブレーキユニットのシュー(ゴム)がタイヤのリムを挟み込み、離した時にリムとの間に隙間ができるように良い位置を探します。
これは、じっくり時間をかけて慎重にしたほうがいいです。
後々、安全に関わることですから。
ブレーキレバーを握った時にこの位置。
ブレーキレバーを離した時にリムから離れているこの位置に調整できました。
ブレーキユニットにワイヤーを固定します。(ネジでしっかり締めます)
ブレーキレバーの動きもリペットを交換したおかげでこのように正常になりました。
ブレーキワイヤーは消耗品ですので、数ヶ月に1回程度は確認することをオススメします。
突然のトラブルでブレーキが効かないということになると非常に危険ですので。
今回、私は自分で交換しましたが、自信ない方はショップで交換してもらうといいでしょう。
料金はわかりませんが、数千円もあれば十分、足りると思います。
安全には変えられないものですから。